大阪府独自の自粛要請基準「大阪モデル」が非常事態の赤信号になることに合わせ、赤色にライトアップされた太陽の塔 =27日午後、大阪府吹田市(永田直也撮影) 大阪府は27日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、独自の自粛要請基準「大阪モデル」について非常事態を示す「赤信号」を点灯させることを決めた。赤信号の点灯は4月24日以来、約3カ月ぶり。吉村洋文知事は医療逼迫(ひっぱく)が進んでいるとして「医療非常事態宣言」を出し、28日から8月27日まで重症化リスクの高い65歳以上の高齢者に不要不急の外出自粛を求めた。背景には第6波以降、高齢者が重症化しやすい傾向にあるというデータがある。 府によると、新規重症者のうち、70代以上が占める割合は昨年の第5波では18・4%だったが、第6波で67・7%、第7波で52・0%に上った。 軽症中等症患者を受け入れる医療機関でも、入院患者は今月20日時点で70代以