「大阪独自の文化・文楽を守れ!」-。大阪市の橋下徹市長(42)が財団法人文楽協会への助成金を削減したことについて、雑誌「上方芸能」が5月11日に発刊する最新号で、橋下氏の方針に反対する132人のメッセージを掲載することになった。 メッセージを寄せたのは推理作家の有栖川有栖氏(53)をはじめ、作詞家のもず唱平氏(73)、ファッションデザイナーのコシノヒロコ氏(75)ら各界著名人の名前がズラリ。前市長、平松邦夫氏(63)の名前もみえる。 発行人の文芸評論家、木津川計氏(76)は「文楽は儲からない文化で、行政の支援が不可欠。橋下氏は『公金を入れないと成り立たないのは文化ではない』と言っているが、それではすべての文化が淘汰されてしまう」と指摘した。 橋下氏は文楽協会へ支出していた年間約5200万円の補助金を「ゼロベースで見直す」と宣言。25%の削減案とアーツカウンシルによる評価を実施すること