2010年12月28日のブックマーク (1件)

  • 観劇記録 「レバノン」(LEBANON)イスラエル=フランス=イギリス 2009年公開 - Aerodynamik - 航空力学

    渋谷シアターNにて鑑賞。昨年のヴェネツィア金獅子賞作品だが、劇場公開はシアターNだけのようだ。1982年、イスラエルのレバノン侵攻を舞台に、ショット戦車*1 に乗り込んだ四人のイスラエル戦車兵を描いた作品。この映画の最大の特徴は、最初から最後まで、舞台が狭苦しい戦車の中のみ、ということだ。外の様子は、銃座のスコープからの僅かな視界と、無線連絡のみが頼り。完全な密室劇だ。恐らくその前提から、密室劇の醍醐味のサスペンスや人物のぶつかり合いなどを期待する余り、それらが殆ど描かれないこの作品に低評価を与えるレビューが多い。ストーリーにはっきりした起承転結は無く、細かい人物描写も無い。カタルシスも与えられない。「普通」の密室サスペンス映画を求める人には評価は得られないだろう。 しかし、この映画が描き出す、戦場の「現場のリアリティ」に自分は圧倒された。所謂ドンパチや派手な戦車戦だけが現実の戦争ではない

    観劇記録 「レバノン」(LEBANON)イスラエル=フランス=イギリス 2009年公開 - Aerodynamik - 航空力学
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/12/28
    "戦争の「現場」の不条理さを脚色なしにそのまま描いたような傑作"