米カリフォルニア大サンディエゴ校の研究チームが iPS 細胞においても免疫による拒絶反応を引き起こす例があることをマウスを使った実験で発見した (doi:10.1038/nature10135、asahi.com の記事、YOMIURI ONLINE の記事より) 。 マウスの体細胞から作った iPS 細胞を同じ遺伝情報を持つマウスの皮下に移植したところ、免疫細胞の攻撃を受け、少なくとも 2 割で細胞の塊ができなかったり、塊の一部が壊死したりしたという。これまでの iPS 細胞の通説を覆すことになるが、再生医療への応用への新たな知見となりそうだ。