今年没後10年となる作家、堀田善衞をアニメーション監督、宮崎駿(67)は「最も影響を受けた人」という。2人に共通するのは、転換期を迎えた時代の本質を見定めようとする視点だ。“乱世”をどう生きるか――。このほど県立神奈川近代文学館で開かれた宮崎監督の講演と会見内容を伝える。(近藤孝) 宮崎監督が、堀田の芥川賞受賞作「広場の孤独」「漢奸(かんかん)」を読んだのは、20歳を過ぎたころだった。1960年の安保闘争が終結してまもなく、まさに時代の結節点に立たされた時、日本の敗戦や朝鮮戦争に直面した知識人の苦悩を描いた二つの小説に触れた。「僕自身かろうじて敗戦を体験し、『日本は何とおろかなことをしたのか』と屈辱を感じていた時に、『広場の孤独』からは『この日本にとどまって生きなければならない』というメッセージを受け取った。『正しいと思うことをやっているからいいんだ』ということではない。自分は何に突き動か
定額減税、給付金方式へ変更 政府・与党、大筋合意(1/2ページ)2008年10月29日3時1分印刷ソーシャルブックマーク 新総合経済対策の目玉である定額減税について、政府・与党は「給付金方式」に変更する方向で大筋合意した。減税方式では対象から漏れる低所得者層を救えるうえ、税法改正の手間も省けるためだ。ただ、納税者以外にも一律に配る形になるため、減税以上のバラマキと批判される可能性もある。 自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長と与謝野経済財政相らが28日、この問題を協議した際、自民党側が給付金方式への変更を提案した。理由として、(1)減税方式では対象外になる課税最低限以下の人にも広く届く(2)国会での税法改正手続きなどが省け、より早く給付できる――などの長所を挙げた。 減税と給付金の併用を主張していた公明党側も大筋で容認。山口氏は会談後、「メリットは十分理解できる」と語り、別の公明
携帯電話/PHSや無線LANは,従業員のワークスタイルや業務効率と密接な関連を持つ。携帯電話では第3.5世代携帯電話(3.5G)サービスが登場し,3.9Gの姿も見えてきた。企業にとって重要な選択肢となってきたワイヤレス・ブロードバンドの利用状況を見てみよう。 携帯電話のカード型端末がPHSを抜く 携帯電話/PHSデータ通信サービスの利用率は昨年の36.8%から37.9%へと増えた。特筆すべきは,ユーザーが使っている端末。携帯電話のPCカード型端末の利用率が音声端末を超えた。また,PCカード型端末では携帯電話のシェアがPHSを抜き,トップになった(図1)。以前はパソコンのモバイル・データ通信と言えばPHSというイメージが強かったが,状況は大きく変わった。もちろん後押しした要因には,2007年のイー・モバイルのサービス開始,NTTドコモやKDDI(au)のパソコン向け定額データ通信サービスの開
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く