元村有希子さんが、今日の「発信箱」(毎日新聞朝刊2面)で、「黙せず語れ」と題して、この問題をとりあげられた。 松本教授の沈黙は歓迎できない。彼女が不正に受け取った研究費は、私たちの税金から出ている。ジダンが黙ってもサッカー人気は衰えないが、彼女が黙ると、日本の科学技術への信頼は急降下する。 賛成である。この問題が、日本の科学技術に与えたダメージは甚大だ。早速、100億円あまりの予算が凍結された。それ以上に、国民の信頼を失った影響は、はかりしれない。松本教授の沈黙は、彼女が日本の科学に対して、責任感を感じていないからではないか。 毎日新聞の「土曜解説」では、下桐実雅子さんが、「大学研究費の不正使用 急増に管理追いつかず」と題して、記事を書かれている。 「不正はなぜ起きたのか?」と問題を提起したあと、「特定のスター研究者に資金が集中する弊害も出ている。松本教授を知るある関係者は『潤沢に研究費を