軍需産業といっても、扱う兵器やその質、それにそれぞれの国の事情などによって大きく内情は違うので、絶対に儲かるかどうかはなかなか一口にはいえません。 ただ商売相手が国家ということで、仕事量や価格などが事前にきちっと決定できるので、企業としてはリスクの少ないビジネスだとは思います。 10年ごとの在庫セールはなんとも言えませんが、たしかに戦争はそれまで軍が貯蔵していた各種兵器の在庫を一気に捌ける最高のチャンスでしょうね。 それがダムや道路工事より経済効果が高いというのは、たしかにある面正しいといえます。 日本と違ってアメリカは兵器の事前前方展開集積というロジスティック思想がありますので、戦争などで消耗した兵器や弾薬は直ちに補充しないといけないので、その戦争が激しければ激しいほど軍需メーカーは、忙しい思いをするでしょうね。ただそれも一時的なもので、あとはほとんどメンテなどで小遣い稼ぎをしています。