2020年3月31日のブックマーク (1件)

  • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 写真の終わり——杉本博司「時間の終わり」展の余白に

    『杉博司 瑠璃の浄土』展が、2020年5月26日(予定)から10月4日まで、京都市京セラ美術館で開催される。これを機に、2005年、森美術館における『杉博司 時間の終わり』展の開催に合わせて書かれた一文を、著者並びに初出雑誌(『文學界』2005年11月号)の版元、株式会社文藝春秋の許諾を得て転載・公開する。(編集部) Hiroshi Sugimoto, OPTICKS 008, 2018, Type C-print © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi 浅田 彰 ■ 歴史の終わり——「ジオラマ」「肖像写真」 写真とは出来事の、つまりは歴史の断層のドキュメントである。「それがあった(Ça-a-été)」ということの光化学的なインデックスである写真は、歴史の断層の痕跡——撮影者も対象も意識しない部分、ロラン・バルトが「プンクトゥ