大阪市交通局は12月14日、地下鉄御堂筋線に導入する新しい車両に、座り心地の向上や車内デザインの変更などの改良を加えると発表した。2016年秋頃に導入する。 交通局の発表によると、御堂筋線で運用している30000系電車の増備車両に、さまざまな改良を加える。車内デザインは「都会的なイメージの中に、未来に向けて新たな風」をコンセプトにして一新。全体的に白色系の明るい配色にする。 ドアはブロック調のデザインに。座席の端に設ける仕切りや車両間のドアは、流線型のデザインを採用する。床にはイチョウのデザインを採り入れて「御堂筋のイチョウ並木」を表現する。 座席は「新幹線グリーン車と同等のシート」を国内で初めて開発したとしており、10分から30分程度の着席で快適性が維持できる形状を採用。クッション性を向上した低反発素材を導入するほか、1席ごとに座席を分割したバケットタイプにし、隣の席からの揺れを抑える。