ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーンこと月の裏側にナチスが基地を作って地球に攻めてくるというおバカ映画としてヒットした「アイアン・スカイ」の続編「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」が7月12日から日本で公開される。タイトルがスター・ウォーズのエピソード5「帝国の逆襲」をパロっていることでも分かるとおり、今回もおバカSFだ。 月面のナチスと戦った前作の後、地球が核戦争で自滅してさらに30年。月に移住した人類は地球の空洞にあるエネルギー源を目指す。だが、そこはナチスとオカルト集団のヴリル協会が恐竜を使って支配する世界だった。 アドルフ・ヒトラーが信奉したとされる地球空洞説と、アーサー・コナン・ドイルのロスト・ワールドを組み合わせたような内容だ。 さらに、山田風太郎原作の映画「魔界転生」で天草四郎時貞や柳生但馬守宗矩、宮本武蔵を蘇らせて柳生十兵衛と戦わせたように、「第三帝国の逆襲」では、アドルフ・ヒ