・日本やアメリカ合衆国、オーストラリア、スイス、韓国などは「小さな政府」。 ・欧州諸国、特に北欧諸国では比較的歳入・歳出が大きくなり「大きな政府」となりやすい。 ・欧州諸国以外では歳入・歳出が小さくなり「小さな政府」となりやすい。 日本は対GDP比において一般政府(中央政府だけでなく地方政府や公的な社会保障基金を合わせた公的機関の総体)の社会への関与が他国と比べると相対的に少なく、いわゆる「小さな政府」状態にある。それを歳入・歳出の観点から確認する。 今回用いる手法はOECD加盟国の一般政府における歳入と歳出の対GDP比を併せて散布図の形で示し、その位置づけとして日本がどのような場所にあるかを確認するもの。歳出・歳入の対GDP比はOECD(経済協力開発機構)のデータベースOECD.Stat内Economic Outlookから取得した。歳出はTotal disbursements, gen