理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの「博士論文」をめぐり、海外サイトなどの文章や画像の盗用が疑われていた問題で、早稲田大学の調査委員会(委員長・小林英明弁護士)は7月17日、小保方リーダーの行為は学位取り消しにあたらないとする調査結果を公表した。 早大調査委は、博士論文に関して、小保方リーダーが「不正の方法」を用いたと認定したが、それが学位授与に「重要な影響を与えたとはいえない」として、学位取り消しを定めた内規に該当しないと判断した。 小保方リーダーは2011年、早稲田大学先進理工学研究科の博士後期課程を修了。工学の博士号を取得している。小保方リーダーの論文をめぐっては、今年1月に英科学誌「ネイチャー」に掲載されたSTAP細胞の研究論文について、画像の切り貼りなどの不正行為があったと、理研の調査委員会が認定している。さらに、3年前に大学に提出された博士論文にも不自然な記述があると