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ナショナリズムに関するmorutanのブックマーク (25)

  • 『想像の共同体』についてのいくつかの誤解 – The Long Wait

    ベネディクト・アンダーソンの著した『想像の共同体』というがある。80年代に勃興したナショナリズム論の白眉であり、ナショナリズムを研究するものにとってはひとつの到達点であると同時に開始点でもある。しかし書は、あらゆる古典と同じように、あまりにも有名になってしまった余り、陰翳に富んでいたはずの議論が単純化され、誤解され、しばしば誤って理解されたまま批判の対象となってしまうことがある。マーク・トゥウェインの言うように、「古典とは、誰もがすでに読んだ事があると思いたがっているが、誰も読もうとしないものである」というわけだ。 しばしばアンダーソンに対して行われる通俗的な批判は、「あらゆる共同体は想像の産物ではないか」と指摘することで、その分析的意味を減じようとするものだ。このような批判が的を射ていないことは、書の序章を読むだけでも朖かである。この批判はアンダーソンがアーネスト・ゲルナーに向けて

    『想像の共同体』についてのいくつかの誤解 – The Long Wait
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    morutan 2014/03/23
    近代以降のナショナリズムの異様な広がりについて。興が乗ったらアントニースミスも http://bit.ly/1dCNbAd
  • War and Peace

    戦争と平和 -1976年度のフーコーのコレージュ・ド・フランス講義 『社会を守れ』(八) (中山 元) ★ブーランヴィリエの戦争論 ブーランヴィリエによる戦争の最初の一般化は、権利と権利の基礎についての一般化である。ブーランヴィリエ以前の一六世紀のフランス・プロテスタントの宗教戦争や、イギリス議会の国王に対する戦争では、既存の法が中断され、覆された。戦争は、新しい法状態への移行をともなったのである。しかしブーランヴィリエが主張する「戦争」は、既存の法体系の転覆を目的とするものではない。ブーランヴィリエの戦争は、法の全体を回復するものであり、一つの自然法を復活させるものである。 しかしブーランヴィリエが自然法を信奉していたわけではない。逆にブーランヴィリエの戦略は、ローマ法由来の自然法の抽象性を暴くことにあったようである。この自然法は、法として提示されるともはや適用できないものである。ブーラ

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    morutan 2012/04/25
    『歴史に対するまなざしが、法的な主権論から、権力という現象が演じられる現場での力関係へと移行してきたことに』 王の主権の正統性を自然法に基づいて説くことが当たり前だった構造から、原始での権力争いを想定
  • http://polylogos.org/soc20.html

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    morutan 2012/04/25
    共通グループとしてのnationが先にできて王の正統性を歴史に基づいて相対化しはじめた。此れに対して王は行政知と法的な知に加え歴史の知も取り込んで対抗しようとしたが、逆に第三身分の権利の主張を裏付けることに
  • 1816−2001年の世界における国民国家の台頭に関するイベント・ヒストリー分析 | Theoretical Sociology

    Andreas Wimmer and Yuval Feinstein, 2010, "The Rise of the Nation-State across the World, 1816 to 2001," American Sociological Review, Vol.75 No.5, pp.764-790. 国民国家の伝播を規定する要因をイベント・ヒストリー分析で分析した論文。国民国家という制度がどのように広まっていったのかについては、様々な研究があり、いくつかの異なる理論がある。これらはしばしば異なる少数の事例にもとづいて議論されており、十分に議論がかみ合わないまま併存している。そこで Wimmer and Feinstein は、長期の国際比較分析によって、以下のような主要な国民国家理論を検証している。 経済的近代化論。ゲルナーの議論が参照されているが、産業化が進んで都市への

    1816−2001年の世界における国民国家の台頭に関するイベント・ヒストリー分析 | Theoretical Sociology
  • 130 18 18 Political Economy ┑ A っⅤ ッ ┞ て ┘ 18 19 こ さ モ 18 19 19 18 Ⅴ よ 18 っ 18 ↓ 18 っ

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    morutan 2011/08/17
    「コスモポリタニズムとナショナリズム」うんぬんで。マイケル・ハワード的には百科全書とか自由主義派は平和ボケって感じだったんだけど、再考用に
  • ナショナリズム - Wikipedia

    ナショナリズム(英: nationalism)とは、国家という統一、独立した共同体を一般的には自己の所属する民族のもと形成する政治思想や運動を指す用語[1]。日語では内容や解釈により国家主義、国民主義、国粋主義、国益主義、民族主義などとも訳されている[1]。パトリオティズムとは区別される。 「ナショナリズム」の用語の元となった「ネイション」(英語: nation)の語源はラテン語の "nātĭō" で「生まれ」の意味を持ち、人々、親族、部族、階級、群衆などの意味を持つようになった[2]。 ナショナリズムの一義的な定義は困難であるが、アーネスト・ゲルナーは「政治的な単位と文化的あるいは民族的な単位を一致させようとする思想や運動」と定義した[3]。この定義は完全ではないが議論の出発点としてある程度のコンセンサスを得ている[4]。 スタンフォード哲学百科事典は「ナショナリズムとの用語は通常は2

    ナショナリズム - Wikipedia
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    morutan 2011/08/17
    けっこうまとまってる。フランス革命のときは「階級差をなくして自由に!」って流れが基本だったけど、ドイツやナポレオン三世なんかになっていくといつの間にか国家の下に形式化され自由をしばるものとなっていった
  • Amazon.co.jp: ナショナリズムの歴史と現在: E.J. ホブズボーム (著), Hobsbawm,E.J. (原名), 正夫,浜林 (翻訳), 信,庄司 (翻訳), 耕也,嶋田 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: ナショナリズムの歴史と現在: E.J. ホブズボーム (著), Hobsbawm,E.J. (原名), 正夫,浜林 (翻訳), 信,庄司 (翻訳), 耕也,嶋田 (翻訳): 本
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    morutan 2011/08/09
    「想像の共同体は事例研究であってもっと概括にナショナリズムについて述べたもの。西欧史中心ではあるけど」
  • Amazon.co.jp: ナショナリズムの生命力: アントニー・D. スミス (著), 先男,高柳 (翻訳), Smith,Anthony D. (原名): 本

    Amazon.co.jp: ナショナリズムの生命力: アントニー・D. スミス (著), 先男,高柳 (翻訳), Smith,Anthony D. (原名): 本
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    morutan 2011/08/09
    「ナショナリズムは近代国家による発明」とされがちだけどそれ以前に共同体がもっていた記憶(エトニ)によるもの、と。アンダーソン的に「民族ナショナリズム」とされてたやつかな(人造品は公定ナショナリズム
  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

    morutan
    morutan 2011/03/04
    想像の共同体からのまとめ、と。「異なる人種の共同体がくっついたときに国民意識を涵養する必要があった」な話思い出すの。三つの文化概念が公理として人々の精神を支配することができなくなったとき、登場した。
  • [ミシェル・フーコーの『狂気の歴史』『監獄の誕生』『性の歴史』:規律訓練システムと環境管理システムが生成する『生権力・生政治』]

    心理学やカウンセリング、精神医学、哲学などに関連した“キーワード・専門用語”のブログです。“心理学用語事典・学術用語事典”を作成します。2017年4月の時点で“1500記事以上”の用語を解説しています。 ミシェル・フーコーの『狂気の歴史』『監獄の誕生』『性の歴史』:規律訓練システムと環境管理システムが生成する『生権力・生政治』 フーコーはマルティン・ハイデッガーの『技術的存在理解』をキーワードにして、人間存在や自我アイデンティティが各時代の権力システムの影響を受けていると語り、日常的な行動実践や価値判断の枠組みは社会に遍在する『権力の構造』によって規定される。『狂気の歴史(1961)』では古代社会において『神秘・聖性』を付与されていた狂気が、近代社会において『排除・治療(矯正)』の対象となる精神疾患に変化したプロセスを考察している。ミシェル・フーコーの研究方法については、[フーコーの知の考

    [ミシェル・フーコーの『狂気の歴史』『監獄の誕生』『性の歴史』:規律訓練システムと環境管理システムが生成する『生権力・生政治』]
    morutan
    morutan 2011/03/03
    まぁこっちのほうが用語的にはわかりやすいけど
  • 緩やかで強固な支配 : どーか誰にも見つかりませんようにブログ

    W杯、日が勝ち点3獲得。前評判は散々でしたが、まぁ、ヨカッタ。少しは日人に元気を与えてくれているかも知れない。で、なんだかんだいってW杯サッカー、既に3試合もテレビ観戦してしまっている。 何処の誰であったか、最近のサッカーW杯やオリンピック、万博のようなイベントに対して「装置化しているのが気になる」という。これは支配階層の側の視点からすると、大衆はまんまとイベントに酔い痴れてくれているの意。既にオリンピックは平和の為のイベントというよりも、より政治的なイベントだし、主催者側からすれば商業イベント。一般大衆は、それらを楽しむ大衆になっている。サッカーW杯の方がオリンピックほど政治や商業主義に毒されていない気もしますが、確かに娯楽装置であるのはホントで、一部のフーリガンなどは体よくナショナリズムの肯定に一役買っているんじゃないかって話なのでしょう。 で、手短にフーコー。ミシェル・フーコーな

    緩やかで強固な支配 : どーか誰にも見つかりませんようにブログ
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    morutan 2011/03/03
    フーコーがナショナリズムをどうみてたかな?とぐぐるに「正義」なんかと同じく「正しい価値」的な権力(慣性)とみてたと思うんだけど社会心理学的には「正義」も「権力」も「ナショナリズム」もバラでみるのかな?
  • 金明秀( han_org )氏によるナショナリズムとパトリオティズムの違いについて

    金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org ぼくが当人の複雑な心中を特定の物語に回収しないようにと思って一言のツイートもできないとき、メディアはこんなに簡単にナショナリズムに回収してしまうのか。 / 「あんなきれいなゴール、一生ない」ボレーシュートの李 http://t.asahi.com/188l

    金明秀( han_org )氏によるナショナリズムとパトリオティズムの違いについて
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    morutan 2011/02/01
    「各マイノリティに対する差別的な態度や権威主義と非常に強い相関関係を示すのはパトリオティズムのほう」、と
  • SYNODOS JOURNAL : どういった国の誰が排外主義的態度をもっているのか? 筒井淳也

    2010/9/100:0 どういった国の誰が排外主義的態度をもっているのか? 筒井淳也 排外主義(移民や外国製品の国内流入に対する否定的態度)、より一般的には「ナショナリズム」は、しばしば思想や理論的研究の対象となってきた。有名なB.アンダーソンの『想像の共同体』では、「国民」の誕生(国というまとまりがメディア上で成立する過程)に焦点が当てられたが、近年では人間の国際移動(移民)が様々な地域で活発化していることを背景に、排外主義の浸透に注目が集まっている。 排外主義については、一部の急進的グループ(日では「在特会」があてはまるだろう)の行動が報道されるなどをきっかけとして、メディアを通じて様々なコメントが聞かれることがある。が、多くは経験的証拠をもとにしたものというよりは、漠然とした印象にもとづいたものであることが多い。 しばしば聞かれるのは、「失業者や貧困層が右傾化し、排外主義的態度を

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    morutan 2010/09/12
    「不況が原因」というのは分かりやすい規定要因とは考えられるけど実証的には要因がバラけてビミョー,と
  • 朝日社説 日本と韓国―歴史を直視して、前へ - finalventの日記

    「靖国に参拝しない」と言うだけでは足りない。この地域の近現代の歴史をどう見るのか、戦後の日は何を反省し、教訓としているのか。鳩山首相には常にそこを意識し、一貫した発信に心がけてもらいたい。 歴史認識は難しいものがある。外交とその時の情勢や機運というものもあり、「一貫した」より、鳩山さんお得意の「時間というファクターによって変化する可能性は否定しない」で行ったほうがよいだろう。 そういえば。 大声で歌え「君が代」を: ケヴィン・M・ドーク, 工藤 美代子 居宣長から福沢諭吉、和辻哲郎、そして安倍晋三まで── 近代日の「ナショナリズムの歴史」を解き明かした話題作を邦訳。 ナショナリズムはけっして危険思想ではない。むしろ欧米の民主主義の発展にとって必要不可欠な思想だったし、日も例外ではあり得ない。国旗を振らず、国歌を歌わない国が、はたしてあるだろうか。 著者は米国ジョージタウン大学の教授

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    morutan 2009/10/20
    大声で歌え「君が代」を: ケヴィン・M・ドーク, 『本居宣長から福沢諭吉、和辻哲郎、そして安倍晋三まで── 近代日本の「ナショナリズムの歴史」を解き明かした話題作を邦訳』 | ベタとして
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    morutan 2008/03/07
    『主義が政治的価値を持つのはその内部に弔い仕事を引き受ける人がいるかどうかである』 | nationとイデオロギーの関係について連想したけどA級戦犯とかはどうなるんだろう。あと空気との関係
  • 吉本の3相幻想論ではないが男は - finalventの日記

    個人としての男、対性との関係の男、公と関係の男、がありそうだ、とか洒落でかきそうだが、公と関係の男というのは矛盾しているような感じがしている。公との関係においては、人に還元されるのでないか。しかし、そこになにか微妙な領域があり、たとえば徴兵といった問題がある。日の場合、フェミニズムは広義に左翼的平和主義にフィルターされているため、女性が軍に存在するべき論みたいものが出てこない。 公と個人の関係は対応しているのだから、個人としての男、というのも矛盾がありそうには思えるが、ここには暗黙の内の是認があるだろう。むしろ、性というのは、対性との関係から個人がそげおちた部分というのがどうしても存在する。 対性における男というのは、ようするにそれは家族幻想に吸着される(ライフサイクル論か?)ので、つまりは、「父としての男」ということになる。女の場合は「母としての女」だ。だが、対性の関係性はそうした世代

    吉本の3相幻想論ではないが男は - finalventの日記
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    morutan 2007/08/28
    共同幻想論的構図から三島の国家への愛などとの関連。あとは対幻想領域におけるゲームについて。中心はお金ってことになるか(あと、+α的になんらかの魅力)。んで、男女の成熟度に非対称性がある、と
  • ish - 『民族と国家』ナショナリティ・エスニシティ・パトリ

    『民族と国家―グローバル時代を見据えて』 松健一 「webは「砂の文明」である」「文化と文明、サイボーグ・ファシズムと母の殺害」で題材とさせて頂いた 『砂の文明・石の文明・泥の文明』の松健一による「民族」論。『砂の文明・石の文明・泥の文明』とクロスオーバーしつつ補完し合う部分が多いため、併せて読むとより良いでしょう。ナショナリズムについて、公平かつ冷静に理解しようとするなら、(巷に溢れる大衆的「愛国論」や上辺だけの左翼言説と異なり)良き導きとなることは約束できます。 氏はネーション(国民=民族)の実在をナイーヴに信じる「ナショナリスト」ではありません。ネーションとは、ネーション・ステート(国民国家)の形成と共に遡及的に想定される「ルーツ」であり、例えばDNA等により物質的に還元できるものではありません。 ではネーションのリアリティを否定しているのかというと、そうではありません。ネーショ

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    賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…

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    morutan 2007/05/23
    グローバリゼーションを単に批判するのではなく、その連結性を連帯に活かす道筋があるのではないか?、と。マルチチュード的な運動・対抗を前提としたものではなく、自立した個人の協力という感じ、か?
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1151.html

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    morutan 2007/05/04
    優しさの押しつけによる共依存的な「愛国」から、さしたる見返りを求めず国を思う「恋国」へ
  • 『戦争が遺したもの』 鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二 - とみきち読書日記

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    morutan 2007/04/14
    『80歳を超えてなお、小熊英二の『〈民主〉と〈愛国〉』を1日でざっと読み、さらに3日かけて再読したと言う』 | やっぱ鶴見さんはかっこいいな