「本物」のオーロラ、極地研が公開実際のオーロラ写真を動画にした「オーロラシアター」=23日午後、東京都立川市の国立極地研究所、山本裕之撮影 国立極地研究所(東京都立川市)に24日、「南極・北極科学館」がオープンした。南極で見つかった月や火星の隕石(いんせき)など貴重なものが公開されている。なかでも実際のオーロラ写真を動画にした「オーロラシアター」が人気を集めそうだ。 直径4メートルのドーム形スクリーンで、天頂から緑がかった光が降り注ぐ。「こんな風に動くんだ」。ゆらめく光に包まれると、まるで南極の夜空を見上げているようだ。 CG加工ではない。オーロラを研究する宮岡宏・極地研准教授と、システム開発会社「まえちゃんねっと」社長の前嶋美紀(よしのり)さんが数百〜千枚の静止画を重ねてつくった。 南極では、360度撮れる魚眼レンズのカメラでオーロラを観測している。30秒ごとに連続撮影した写真を