バロック時代の音楽と楽器 「古楽器」と「ピリオド楽器」、「オリジナル楽器」 バロック時代に好んで使われた楽器の中には、後の古典派・ロマン派の時代には全く使われなくなったものが、いくつかあります。また、生き残った楽器の多くも、その後の数十年間に外観が大きく変わったか、外観がほとんど同じ場合でも細部がいろいろと変化したために、音色や響きがかなり異なるものになりました。 そこで、変化して今日の形になったものをモダン(現代)楽器と呼び、変化する前、変化途上のものや廃れてしまった楽器を、それらの複製(レプリカ、コピー)も含めて、古楽器と呼んで区別しています。つまり、古楽器と現代楽器で同じ名前が付いていれば、両者の基本的な構造と発音原理は同じなのですが、形や材質、音の制御機構などには、多くの違いがあるのです。詳しくは、それぞれの楽器のページをご覧ください。 ピリオド(時代)楽器またはオリジナル楽器とい