ノーベル平和賞が来週、発表されるのを前に、平和賞の予想を行っている北欧のノルウェーの研究所は、ことしの受賞候補として、シリアなどからの難民の受け入れに主導的な役割を果たしているドイツのメルケル首相や、戦争の放棄などをうたった憲法9条を守ろうと活動している「九条の会」など5つの候補を挙げました。 また、4番目の候補には、ノーベル賞作家の大江健三郎さんなどが呼びかけ人となって、戦争の放棄などをうたった憲法9条を守ろうと活動している「九条の会」を挙げました。理由について、オスロ平和研究所のハルプビケン所長は、NHKの取材に対し、「東アジア地域の緊張が続くなか、憲法9条は極めて重要な原則だ」と話していて、安全保障関連法が成立し憲法改正が議論される中で、「九条の会」の活動が評価される可能性があるとしています。 一方、公表された予想の中では、被爆者の立場から核兵器廃絶を訴え続けてきた日本被団協=日本原