第3章 - ルワンダ ICT立国編 ジェノサイドを知らない若者たちが、ルワンダの未来を創り始めた ルワンダ、という国をご存知ですか。 アフリカ大陸のちょうど真ん中に位置する内陸の小国です。 多くの日本人は、ルワンダ、という名を聞くとひとつの映画を思い出すでしょう。 2006年に日本で公開された『ホテル・ルワンダ』。1994年、当時730万人の人口のうち100万人前後が100日間でルワンダ国民同士間で虐殺された事実を描きました。 しかし、この悲劇から20年あまり。ルワンダは大変身しました。 首都キガリは美しい街並みを誇り、夜も気軽に歩けるほど治安もよく、ゴミひとつ落ちていません。そして「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどの経済成長を果たしています。 その起爆剤となっているのは、なんとICT(情報通信技術)と高付加価値の農業。 その発展の陰には日本の国際協力によるものもありました。 アフリカの未来