バックナンバー 印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力かつてのJヴィレッジの全景 福島第一原発から約20キロにある「Jヴィレッジ」は、原発復旧作業の中継基地になっており、サッカー練習施設としてはまったく機能していない。それでも、正規職員13人の雇用は継続されている。活動再開へ動けるのか、もしくは再開を断念せざるを得ないのか。「Jヴィレッジ復旧への気持ちを切らしては、二度と立ち上がれない」という高田豊治副社長はどんな展望を描いているのだろう。 「その判断は、工程目標がどう達成されるかに掛かっている」というのが前提だ。東京電力が4月に示した事故収束への工程表では、「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態」の「ステップ2」が来年1月の目標になっていた。高田副社長は「Jヴィレッジの辺りの放射線量はすでに低い状態。廃炉に向けた手順が明らかになってくれば、いつまでも中継基