日本サッカー協会が計画していた日本代表とニュージーランド代表との慈善試合(29日、大阪・長居スタジアム)について、ニュージーランド協会は17日、代表チームを日本に派遣しないことを決めた。日本協会はこれを受け、29日の試合を日本代表とJリーグ選抜チームの対戦によるチャリティー試合にする。 ニュージーランド協会の公式ホームページによると、東京電力福島第一原発の事故の影響などに不確定な状況があることなどを理由とし、今回の決定を「厳しい決断」と表現した。 両チームは当初、29日に東京・国立競技場で親善試合を予定していたが、日本協会は大震災発生による電力事情や交通問題、観客の安全面などを考慮し、16日に親善試合の中止を発表。同時に会場を大阪に移し、チャリティーマッチとすることをニュージーランド協会に打診していた。