ユニクロジーンズの生地を手掛ける、世界に誇る日本のデニム生地メーカー、カイハラ。 伝統的な手織正藍染絣製造のノウハウを応用して1960年代と古くから高級デニムの生地を製造するパイオニア。今や、世界の「プレミアムデニム」には欠くことの出来ない存在です。 そこで作られるデニムは、上質なはき心地と味わい深い経年変化を併せ持つ最上のデニム生地。ここではそんなカイハラの工場で日々行われている、こだわりの製造法の一部を公開します。 カイハラデニムの成り立ち カイハラの本社及び工場があるのは広島県福山市。江戸時代から絣(かすり)の生産が活発に行われ、日本三大絣の産地として親しまれて来ました。1893年、そんな備後絣の地にカイハラは創業しました。 もともとは正藍染め絣の生産を行っていたカイハラが、アメリカで行われていたロープ染色を自社開発して、日本初のデニム生地を完成させたのが1970年。以来カイハラでは