日経コンピュータ,2001年11月5日号の記事を原則としてそのまま掲載しています。執筆時の情報に基づいているため、社名や登場人物の肩書きを含め現在とは変わっていますが、次世代のシステム開発を考えるために有益な情報であることは変わりません。 米サン・マイクロシステムズの研究開発部門を率いるビル・ジョイ氏にコンピュータの未来を聞いた。古くは“UNIXの神様”,最近は“Java普及の立て役者”として知られる同氏は「10年後にはあらゆる機器(デバイス)にコンピュータが組み込まれ,インターネット経由で相互に連携しあう」と予測する。一方でソフトウエア障害やヒューマン・エラー対策の重要性を強調。「複数モジュールが協調して障害の発生を防がなければ,システム全体の信頼性向上は難しい」と説く。(聞き手は星野 友彦) 2001年からの10年で,コンピュータの利用環境はどのように変化しますか。 ハードウエアの進化