政府の地震調査委員会は、青森県東方沖から房総沖の日本海溝で将来起こる地震の発生確率を見直し、26日に公表した。大きな被害をもたらすマグニチュード(M)8級の地震が全域で高い確率となっており、調査委は「『東日本大震災があったのでもう大地震は来ない』という考えは誤解」と警戒を呼びかけた。また、南海トラフなどで起こる全国の海溝型地震について、危険度が国民に分かりやすいよう、発生確率を4段階にランク分けした。 日本海溝の確率見直しは、大震災を受けて暫定的に行った2011年以来。計算手法や基準となる過去の地震を変更した。
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