→『おれにはアメリカの歌声 が聴こえる―草の葉(抄)』 →“Leaves of Grass” 「ホイットマンをゆるす」 ホイットマンの名を聞いたことがないという人は少ないだろう。英語圏の詩人の中では、おそらくシェイクスピアについでもっともよく知られた存在である。小説中心の「古典新訳文庫」シリーズでも、ただひとり詩人としてラインナップに名前を連ねている。 しかし、ホイットマンの詩はあんがい読むのがむずかしい。言っていることがわからないのではない。いや、言ってることはわかるのに、なおわからないところが難しいのである。たとえば「古典新訳文庫をかたっぱし読んでやる!」とやる気満々の人がいたとする。そういう人が、「あ、ホイットマンがいる。そうか詩か。よし、読むぞ!」と思ったとする。しかし、もし「そうか詩か(どんと来い!)」と意気込んだとしたら、すでにホイットマンはうまく読めなくなる可能性がある。 そ
悪天候のためいったん中部空港に着陸したシンガポール航空の「エアバスA380」の日本初便は20日午後0時36分、成田空港に到着した。エアバスA380は総2階建ての世界最大の旅客機。同日、開港30周年を迎えた成田空港にシンガポールから到着予定だったが、悪天候のため中部空港に着陸し、天候の回復を待って成田空港へ向かっていた。 エアバスA380はテスト飛行で成田と関西空港に飛来したことはあるが、今回が実質的な“日本デビュー”。ジャンボ機より一回り大きい全長73メートル、全幅80メートル、全高24メートルで、床面積も1・5倍の広さを誇る。全席エコノミーだと、800以上の座席を設けることができ、内装や仕様は航空会社ごとに異なるという。 シンガポール航空機は全471席。エコノミー399席、ビジネス60席で、従来のファーストクラスを超えた「スイートクラス」が12席となっている。成田│シンガポール間を1日1
さて、最初に出したグラフを見れば一目瞭然ですが、30年ほど前、私の両親が大学にいた頃は、生活費はともかく学費はせいぜいバイトでまかなえる程度の額しか掛りませんでした。しかしここ数十年で日本の大学を取り巻く情況は一変し、今では立派な格差の拡大再生産装置です。 昨日は朝日新聞からこんなニュースが出ていました。 asahi.com:国立大授業料、私大並みに 財務省、5200億円捻出案 - 社会 財務省は19日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、国立大学予算で授業料引き上げなどによって最大5200億円を捻出(ねんしゅつ)できるとの試案を発表した。生まれた財源を高度な研究や人材育成、奨学金の拡充に充てるべきだとの主張も盛り込んだ。国から国立大に配る運営費交付金(08年度予算で約1兆2千億円)の増額論議を牽制(けんせい)する狙いがあると見られる。 試案は、授業料を私立大並みに引き上げることで約2
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