jkondo、大学の友人 stanaka に中古PCをもらい初代はてなサーバーとする。「hanase」と名付けられたサーバーは長くはてなのために貢献し、
凍雲篩雪(77)ムーミンの謎 一、室生犀星の『青い猿』という中編小説がある。昭和六年に「都新聞」に連載され、単行本になったが、戦後の犀星全集には入っていない。国会図書館デジタルで読める。芥川龍之介を描いたもののようだが、読んでいくと芥川が二人いるようなのだ。はじめに登場する松平隼太という詩人は、ハル子という妻がありながら、篠崎礼子という人妻の愛人がいて、これに悩まされている。これは秀しげ子だろう。ところがあとになると、秋川龍之という作家も出て来て、これが最後に自殺する。するとこちらも芥川なのだ。二瓶浩明の「『青い猿』論 室生犀星と芥川龍之介」(『室生犀星研究』二〇〇六)という論文があり、これ以外にこの作品を扱った論文は見つからないのだが、二瓶は、松平は犀星自身であり、「室生犀星は秀しげ子を、秋川=芥川ではなく、松平=犀星と関係のあった女として、デタラメの物語を作り上げようとしている。おそら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く