2014年10月31日17:38 カテゴリ出来事 セガと任天堂で大違い~ブラジルの8ビット家庭用ゲーム機をめぐる不思議な状況 日本で家庭用のゲーム機が普及しはじめたのは80年代半ばのことで、その数年後には任天堂やセガがアメリカでゲーム機を売り出していますが、それ以外の地域では西ヨーロッパの一部に進出する程度でした。なにしろ当時は東西対立の構造、いわゆる冷戦がまだ続いていたこともあり、アメリカ以外にも需要があるのは分かっていても、現実的には難しかったのでしょう。結果的に、そうした市場にはアジアの企業が無許可で作ったゲーム機とソフトを持ち込み、大いに稼ぐことになったのです。 ブラジルもそうした地域のひとつでしたが、地理的にアメリカが近いことが他と違っていました。任天堂の進出が遅れたため、ファミコンに関してはまず地元企業がファミコンのクローンを売り出したのですが、ほどなくしてアメリカのNESも伝