知りたい情報――たとえば「スーパーボウルがはじまるのは何時?」など――に対する検索がもつパワーは、いまだ衰えない。検索エンジン最適化(SEO)のさまざまなテクニックは、まだお払い箱にすべきではなさそうだ。 あらためて検索に注目するパブリッシャーが増えている。その理由は、Facebookの際限ないアルゴリズム変更に振り回されることへの懸念や、GoogleのAMP(Accelerated Mobile Pages)イニシアチブで優位に立ちたいという野望、トラフィックを増やすためにはあらゆる手段を尽くすしかないという認識など、さまざまだ。 タイム社は9月、SEOのベテランであるジョン・ホーキンス氏を雇い入れ、全社レベルで検索に注力する新ポスト、グロース担当バイスプレジデントに任命した。健康とフィットネス専門のパブリッシャーであるロデールも、この2年間で検索への配慮を強めている。 「我々に必要なの