(写真)記者会見する(右から)「ヒューマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子弁護士、「SACOM」のアレクサンドラ・チャンさん=20日、厚生労働省 NGO(非政府組織)3団体が、大手衣料チェーン「ユニクロ」(ファーストリテイリング社・本社山口県)の中国広東省にある下請け生産工場の過酷な労働実態を告発した問題で20日、NGOは同社と19日に面談したことを記者会見で明らかにしました。 「ヒューマンライツ・ナウ」(本部・東京)、「SACOM」(本部・香港)、「LAC」(同)の3団体が共同で調査を行い、低賃金、長時間労働、労働者の健康・安全面などの問題点をあげ、改善を求めていました。 面談で、ファースト社は告発の内容を全面的に認め、「労働環境の改善を進めていきたい」と発言したといいます。NGOによる工場の抜き打ち監査などの体制や、労働組合の組織づくりにも前向きな姿勢を示したといいます。 「SACOM