核兵器の脅威をなくすために、原発事故の被害者の思いを一つに広島・長崎へつなげる「2015年反核・平和マラソン」が24日、福島県で始まりました。主催は新日本スポーツ連盟などで、同県では初めてです。 出発地点は川俣町との境界にある浪江町の立ち入り制限区域前。新日本スポーツ連盟の和食(わじき)昭夫理事長は、東電福島第1原発に近く、事故の被害を大きく受けた地域からスタートすることの意義を強調し、「この規制線でやることが原発をなくすことや、核兵器廃絶につながる。この先の1800キロを笑顔でがんばっていきましょう」とランナーを激励しました。 震災発生時刻の午後2時46分に全員が黙とうした後、いっせいに走り出しました。スタート地点の空間線量は毎時1・561マイクロシーベルト。周囲の林には放射能に汚染された土が積まれ、トラックが頻繁に行き交います。15人のランナーは雨の中、福島市内までの35キロを力走しま