第4回「綱領教室」が24日開かれ、志位和夫委員長が、党綱領の第2章第5節の「異常な対米従属」について、米国の解禁公文書をふんだんに使って講義をおこないました。 志位さんは、前回の講義の復習をかね、1952年に発効した旧安保条約と行政協定について、中曽根康弘氏(当時、衆院議員)が「要するに…日本をアメリカの植民地化するものですナ」と語ったことを紹介し、だれが見ても「植民地化」の条約だったと指摘。そこで日米両国政府は、表向きだけでも「独立国」の体裁を整えようと1960年に安保条約を改定し、「これで完全に平等なパートナーになった」と宣伝しましたが、これはまったくの偽りでした。 重要な権限はすべて米国が握る――「表の条約」と「闇の条約」 志位さんは、「いまの安保体制をつかむには、『表の条約』とともに、非公表とされた密約―『闇の条約』の全体をとらえる必要があります」と述べて、改定された日米安保条約の