首都圏の私立大学に通う新入生の仕送り額と生活費が過去最低を更新し、入学費用の借入金が過去最大になったことが3日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)が公表した「2014年度 私立大学新入生の家計負担調査」で明らかになりました。 調査は昨年5~7月に1都4県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城)の14大学の新入生の保護者を対象に実施。4330人から回答がありました。今年で30回目です。 入学直後の出費が落ち着く6月以降の仕送り額は月平均8万8500円で、過去最低額を更新。過去最高だった1994年(月平均12万4900円)と比較すると、29・1%減少しています。 仕送り額から家賃を除いた生活費の1日当たりの額は897円で過去最低を更新。調査開始以来、初めて900円を下回りました。 学費など入学に必要な費用を銀行や親戚から借り入れた家庭は17・6%。借入額の平均は前年よりも12万1000円