日本共産党の宮本岳志衆院議員は18日、東日本大震災で被災した東北大学と東北工業大学(いずれも仙台市)を訪れ、被災・復旧状況について視察しました。 東北大学では甲野正道理事、米本義則総務課長らから説明を受けました。 米本氏は「工学研究科棟など、1970年ごろに建てられた3棟は建て替えが必要。施設の復旧費は約448億円、機器・物品等の被害は約352億円に上る」と説明しました。また、被災した学生への経済支援について米本氏は「大学独自に給付制奨学金を支給する」と語りました。 甲野理事は「施設の復旧は、大学独自では対応できない。国からの支援をお願いしたい」と訴えました。 宮本議員らは、梁(はり)が折れ、エレベーターが落下した研究棟や、地割れでがけ崩れの危険がある施設などを視察しました。同行した研究科長らは「研究棟にある研究機材の運搬費用だけでもかなりかかる」と訴えました。 宮本議員は学生が早く元通り