(写真)肝がん・肝硬変への医療費助成を求める署名を集める全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団の人たち=11日、堺市 「私たちのような思いはだれにもさせたくない」―。全国B型肝炎訴訟原告団の人たちが口をそろえます。 同原告団・弁護団、薬害肝炎訴訟原告団・弁護団と日本肝臓病患者団体協議会は、「100万人署名」と銘打って、肝がん・肝硬変への医療費助成を求める署名活動をすすめています。地方議会にも働きかけ、これまでに28道府県14政令市141区市町村が国への意見書を採択しています。 子どもに感染 11日、堺市の耳原鳳クリニックで開かれた「第23回耳原鳳健康まつり」でも、懸命に署名を集める全国B型肝炎訴訟大阪原告団の人たちの姿がありました。 原告の女性(58)は長男出産時の血液検査で感染を知らされました。当時、母子感染を防ぐ手だてはありませんでした。るり子さんと長男は今は症状の出ないキャリアですが、次男は