来年度予算をめぐって小中学校で少人数学級をすすめるのか元に戻すのかが焦点となっています。財務省が教育予算削減のため、「35人学級をやめて40人学級に戻せ」と求めているからです。 35人学級は2011年から法律を改正して小1で実現、12年からは小2でも予算上の措置で行われています。ところが安倍政権はそれ以上の学年への拡大を停止してしまい、財務省が40人学級に戻せと言いだしました。時代逆行の暴走です。 財務省は「35人学級は効果がない」と主張します。しかし、全国連合小学校長会が12年に行った学級担任アンケートでは、「学習意欲が向上」が97・2%、「きめ細かい指導が充実」が99・2%といずれも圧倒的。保護者も「先生はきめ細かに対応してくれる」が94・9%、「子どもは勉強が好きになった」が84・2%と答えました。 独自に小学校で33人以下学級を実施している山形県では、学力が向上し、不登校が減少。不