消費税増税、復興法人特別税の前倒し廃止、法人税の引き下げ、原発再稼働と輸出、労働法制の規制緩和など、「異常な財界・大企業中心」政治をすすめる自民党は、昨年の総選挙で勝利し、政権に返り咲きました。この選挙で、解散から投開票までの1カ月に、自民党への財界・大企業献金の年間の約3分の1が集中していたことがわかりました。その額約5億3000万円、政権復帰を資金面で後押ししていたことになります。 政党助成金で供託金20億円 2012年の政治資金収支報告書によると、自民党の政治資金団体「国民政治協会」(国政協)は、企業・団体献金や政治団体からの献金をあわせて約16億2000万円を集めました。このうち、衆院が解散された11月16日から12月16日の投開票までの1カ月間に、集めた金額は約5億3000万円、32・7%を占めています。 200万円以上48団体 なかでも、この期間中に200万円以上の大口献金をし