震災と子どもの貧困を考えるシンポジウムが19日、東京都内で開かれ、約120人が参加しました。「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークが主催しました。 シンポジウムでは、父子家庭の父親や教師、被災した子どもたちの支援活動をしている団体のメンバーなどがリレートークをしました。 災害子ども支援ネットワークみやぎ代表世話人の小林純子さんは、被災地では食料・物資もまだ不足し、衣食住が欠如していること、学校も給食や学習環境、教育費、通学手段などさまざまな問題が出ていることなどを報告。そうしたなかで子どもの心を受けとめることが大事になっていると強調しました。 宮城県高等学校・障害児学校教職員組合委員長の高橋正行さんは、住居を失い、親が仕事を失うという状況が貧困と格差を生み出しているとし、住民本位の復興が必要と指摘。「本当に求められる学力とは何か、復興を担う子どもたちに何を語ればいいのかを考えている」と