日本共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、同日告示された福島県知事選について「『オール福島』の願いである(県内全原発の)10基廃炉、完全賠償、そして原発再稼働を許さず、原発ゼロの日本をめざす方向に進む知事を選ぶのか、それとも、その道に背く自民党に推された知事でいいのかが大きく問われる」と指摘し、自主的に支援するくまさか義裕候補の勝利をめざして奮闘することを表明しました。 志位氏は、県議会が全会一致で採択した「県内全10基廃炉」や、原子力損害賠償紛争解決センターが提示した浪江町民への慰謝料増額の和解案など被害実態にふさわしい東京電力の損害賠償に対する態度が問われてくると強調。志位氏は1日の衆院本会議の代表質問でこの2点をただしたものの、安倍晋三首相は廃炉を東京電力の判断に委ね、完全賠償についても答弁しなかったと批判し、「首相、自民党が『オール福島』の願いを実現する上での壁になっていること