ドメイン名はインターネット上の住所にあたる重要な情報です。広大なインターネットの世界で、ホームページを見たり電子メールを送ったりするとき、相手がインターネット上のどこにいるのかを知るためにドメイン名が使われています。 しかし、実際コンピューター同士が通信するときは、ドメイン名ではなく、IPアドレスとよばれる数字を使っています。「202.11.16.167」のように数字をピリオドで区切ったものがIPアドレスです。このような数字だけの羅列を私たちが識別するのは困難なため、人間でも覚えやすいドメイン名というものに便宜上置き換えているのです。 つまり、私たちが使用しているドメイン名をコンピューター同士の通信で使うためには、IPアドレスに戻す作業が必要になってきます。このドメイン名とIPアドレスを対応づけるしくみがドメインネームシステム(DNS)であり、「インターネットの住所録」にあたるものなのです