最初、私がRagnarokをやり始めたのは、友人の勧めであった。ちょうど『Windowsプロフェッショナルゲームプログラミング2』の執筆開始時(2002年末)ぐらいには本格的にハマっており、仕事もそっちのけで、リアルの生活はもうどうでも良くなってRagnarokのことしか考えられなくなった。ひとことで言えば病気である。 現実のお金より、ゲーム内のお金やアイテムのほうがはるかに価値があるものに思えて、1日20時間ぐらい没頭する毎日であった。私は商人キャラをメインでやっていたのだけど、売りに出しているアイテムが売れたかどうかゲームの世界が気になって、1時間寝ては目が覚めるような始末だ。おおむね、1時間寝て、5時間プレイして、1時間寝て、5時間プレイして…の繰り返しだった。このままでは死んでしまうと思った。でもRagnarokの世界に没入したままなら死んでもいいと内心思っていた。 5垢(垢 =