とある日曜日の夜、半年ぶりにラブレーへ出掛けた。かろうじて空いていた2席に滑り込み、まずはジョゼ・ミシェルで乾杯。いわゆる自然派のシャンパーニュで、このヴィンテージものは今、発売中のブルータス誌において非常に高い評価がされている。ピノ・ムニエ主体の作りは力強さとその中に感じるエレガンスさがたまらなく好きなのだ。 数多くの料理人を輩出しているラブレーについては過去の記事をご一読いただきたい。 ここは男同士ではちょっと恥ずかしくなるインテリア。がしかし、お洒落した女性と来ると男もすーっと溶け込めるのだから不思議だ。20年以上経つのにきちんとメンテナンスされ、小さな庭には寒い季節でも美しい花に溢れ、訪れるゲストの目を穏やかに和ませる。 テーブルのピンク色のグラス類も20年前から変らないもの。現在は入手不可能で、当時たくさん買い込んだ裏話なども興味深いものだ。 さて、料理なのだが、ラブレーの料理は