脚本家の橋田寿賀子さん(92)は、話題になったドラマを数多く生み出しました。豊臣秀吉の妻の目線で歴史を描いた「おんな太閤記」や、最高視聴率62.9%を記録した「おしん」、足かけ21年にわたって放映された「渡る世間は鬼ばかり」……。直近では、2013年のTBS系ドラマ「なるようになるさ。」で、現代的な「家族」のテーマを取り上げました。しかし、「もう私の時代は終わりました」とも話す橋田さん。半世紀以上もの間、描いてきたホームドラマや家族について、思いを語ってもらいました。(構成・朝日新聞記者、藤田さつき) 【インタビュー動画】橋田節全開!「ホームドラマは」の質問に間髪入れず「ダメ」 「ドクターX」も分析 「なるようになるさ。」は、血のつながりのない人同士がどう結びついていくのか、というストーリーです。 「家族は、義務みたいのが入るからね。これをやってあげなきゃ親になれないとか、娘の責任だとか。