2004年から16年にわたりメロディ(白泉社)で連載された「大奥」は、男子のみを襲う謎の疫病が国中に蔓延し、男子の数が激減した江戸時代の大奥を舞台にしたSF時代劇。単行本は全19巻で刊行され、2010年に実写映画、2012年にも実写映画とTVドラマが制作された。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞、第1回ananマンガ大賞、第56回小学館漫画賞少女向け部門、第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞なども受賞している。
中国に次いで、死刑執行数世界2位の国、イラン。2021年の日本の死刑執行数は3人だったが、イランは未公表の事例も含め246人もいたという(ちなみに、中国は死刑執行数が国家機密なので正確には分からないが、アムネスティ・インターナショナルによると数千人いると考えられている ※1)。 「生きている人間の命を奪う死刑は、非人道的であり、一度執行してしまうと、間違いがあとで発覚しても二度と取り返しがつかない」「犯罪の抑止力は証明されていない」などの理由で、現在、世界の70%の国・地域が死刑を廃止している(※2)。 国際社会の流れは死刑廃止に動いており、国連は1948年の世界人権宣言以来、死刑廃止を求め続け、死刑制度がある日本にも何度も勧告をしているのが現状だ。 2022年の現在、死刑を執行する国はもう18カ国しか残っていない。そんな世界情勢のなか、レイプの被害者や同性愛者が公開処刑されるイランで、死
その瞬間、思わず「あっ」と叫んでしまった。15日の北京五輪スピードスケート女子団体追い抜き決勝。最終周の最終カーブで、高木美帆(日体大職)と姉の菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(ANA)の3選手がつくる日本チームの美しい隊列から、何かが離れていくのが見えた。誰かが転倒したと思ったが、カメラをかまえる第1カーブの出口付近からはよく見えない。数秒後、高木美帆と佐藤綾乃の2人が、ぼうぜんとした表情で目の前を通り過ぎた。そこで初めて、転倒したのが高木菜那と分かった。遅れてゴールし、息も絶え絶えな彼女を撮影するのは、本当につらかった。(共同通信=大沼廉) 【写真】金メダル目前に転倒、高木菜那の背中に手を添える妹の美帆 試合後のセレモニーは、メダルを獲得した選手をそばで撮影できる最高の機会だ。競技が始まる前から交渉し、セレモニーの時間にリンク内側のポジションに入る特別の許可を得ていた。 ただ、私は
アニメ第3期となる『刀鍛冶の里編』が発表されてますます盛り上がりを見せる「鬼滅の刃」ですが、一部で入浴シーンについての議論で炎上が起きているという報道がされていました。 参考:『鬼滅の刃』入浴シーンが女性軽視と物議報道され炎上、原作ファン「作品を捻じ曲げようとする方がおかしい」 「鬼滅の刃」の甘露寺蜜璃の入浴シーンをカットするべきかどうかという議論が巻き起こっているというものですが、この炎上の発生の経緯に、現在の日本のネット炎上が作られる構造問題が浮き上がって見えますので、詳細にご紹介したいと思います。 個人的な結論からいうと、この炎上騒動はメディア報道によって作られた「放火的炎上」とでも呼ぶべき構造です。 アニメの放映から2日後に物議報道で話題に今回の一連の流れを時系列でたどると下記のようになります。 ■2月13日午後11時 テレビアニメで「鬼滅の刃 遊郭編」の最終回の放映時に、「刀鍛冶
「私の体に何が起きても救急車を呼ばずに自宅にいます。病院に連れて行かないで下さい。自宅で過ごさせて下さい」 19歳の女性が自分の思いをつづった手紙です。この手紙を書いた3か月後、2020年6月13日に亡くなりました。 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、女性が選んだのは最期まで自分らしく過ごすことでした。 (取材 ネットワーク報道部 金澤志江) 19歳で亡くなった長谷実穂さんの遺影です。 手作りしたイヤリングを紹介するために、亡くなる1年前にみずから撮影しました。 写真を撮られることを嫌がっていた実穂さん。ここ数年で唯一顔が写っている写真です。 母親の友美さんは、実穂さんが自分の遺影にすることも考えてこの写真を撮ったと感じています。
子どもの包括的な権利を定める「こども基本法」。その成立を求める声は強いが、法案提出を巡り、自民党内の議論が紛糾している。 権利を明示することや、独立した専門機関の設置などを定めることなどに、保守派議員から「左派的」などと反対意見が相次いでいるというのだ。 専門家は「視点がずれている。子どものことが見えていない」と苦言を呈している。成立を求める署名も始まり、2月18日には会見も開かれた。いったい、何が起きているのか。 「子ども自身、親、そして子どもを取り巻く先生や大人、学校や児童相談所など、その全員に共通するルールが日本にはないんです」 そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、日本大学文理学部教授の末冨芳さん(教育行政学、教育財政学)。内閣府子供の貧困対策に関する有識者会議構成員でもある。 末冨さんが指摘するように、日本には、「子どもの権利」を明確に定める根本部分となる法律が、実は存
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く