アルベルト・アインシュタインが一般相対性理論で述べた2つの重要な予言が、NASAの重力探査機B(GP-B)ミッションによって実証され、5月4日に発表された。 調査を指揮したアメリカ、カリフォルニア州スタンフォード大学のフランシス・エベリット氏は記者会見で、「アインシュタインの理論を検証する画期的な実験の結果、彼の予言は正しいことが証明された」と述べた。 GP-Bミッションが開始されたのは2004年。物体の傾きを極めて正確に感知するジャイロスコープ4台を衛星に搭載し、アインシュタインの重力理論における2つの側面が正しいか調査した。 一つ目は「測地線効果」、すなわち惑星など重力体の周囲で発生する時空の歪みだ。地球をボウリングのボール、時空をトランポリンと考えるとイメージしやすい。トランポリンの上にボールを載せるとへこむように、時空も地球の重力によって歪んでいる。 GP-Bが検証した重力
約10年前にスペイン沖でダイオウイカの死骸が複数見つかった際、船舶の強力なパルス音が致命的なダメージの原因と推測されていた。今回、その証拠となり得る研究成果が発表された。 人間の活動で発せられる低周波音が、クジラなどの海洋哺乳類だけではなく、イカをはじめとする頭足類にも影響を及ぼす可能性が判明した。海洋哺乳類が低周波のパルス音に弱いことは以前から指摘されている。 「研究結果は、海洋の騒音公害の影響を受ける海洋生物がこれまでの想定よりはるかに多いと示唆している」と、研究を率いたミシェル・アンドレ(Michel Andre)氏は言う。同氏はバルセロナにあるカタルーニャ工科大学で海洋生物音響学を研究している。「海洋の騒音が、“自然のソナー(音波探知機)”を使用して移動や狩りをするイルカや クジラに多大な影響を与えることは既にわかっていた。今回、聴覚に依存しないとされる無脊椎動物にも深刻な影
候補者競争スタートも低調=共和党が第1回討論会−米大統領選 候補者競争スタートも低調=共和党が第1回討論会−米大統領選 【ワシントン時事】2012年11月の次期米大統領選に向けた野党共和党の第1回候補者討論会が5日、南部サウスカロライナ州で行われ、同党の候補者競争がスタートした。ただ、先頭集団に位置するハッカビー前アーカンソー州知事やロムニー前マサチューセッツ州知事らは軒並み姿を見せず、低調ぶりを改めて浮き彫りにした。 討論会に出たのはポール下院議員、ポーレンティー前ミネソタ州知事ら5人。参加者は、オバマ大統領の支持率を押し上げた国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦について「戦略的な決定はブッシュ前大統領が行い、オバマ氏は戦術的な決定をしただけだ」などと口々に批判した。 前回の大統領選に向けた同党の初討論会には、有力候補を含め既に選挙運動を本格化させていた
先月末、チームのメンバー5名(医師3名、物理士2名)で、福島県を訪問しました。福島市、南相馬市などの、幼稚園、小学校、中学校で、校庭などの空間放射線量の測定と土壌の採取を行いました。また、文部科学省のモニターカーによる各地の測定結果が正しいかどうかのダブルチェックも行いました。詳しい測定結果は、順次、ブログで紹介していきます。 飯舘村にも入って、住民の皆さんのお気持ちを伺い、菅野村長と面談もさせて頂きました。東京では見えなかった多くのことに気づかされました。とくに、菅野村長との面談や、特別養護老人ホーム(いいたてホーム)訪問などを通して、現場が直面する問題を知ることができました。今回は、とくに、飯舘村の特別養護老人ホームについて、当チームの見解をご紹介します。 福島県飯舘村は、福島第一原発事故の影響で「計画的避難区域」に指定され、5月下旬をめどに避難を求められています。国から村民の避難を求
富山県の焼き肉店でユッケを食べた男児が死亡しました。腸管出血性大腸菌により溶血性尿毒症症候群を起こしたようです。慎んで哀悼の意を表します。さて、腸管出血性大腸菌といえばO157:H7が有名ですが、それ以外にも複数の種類があります。少ない菌数で発症し、子供を中心に死亡も含めて重篤な症状を起こすことが知られています。肉の生食には他にもサルモネラやカンピロバクターなど重篤な症状を起こす食中のリスクがあります。今回はこれまでに本ブログで行った肉の生食に関する危険性啓発エントリをまとめました。参考にしていただけると幸いです。 レバ刺しには食中毒リスクがあります(タイトル変更しました)デイリーポータルZのレバ刺し食べ歩きエントリが人気を集めていたことに対して、その危険性を訴えるエントリ。その後も続く肉の生食への危険性啓発エントリの第1回。東京都の調査に見る食肉の生食の実態肉の生食について、東京都の行っ
震災の映像がテレビで放映されるたびにこんなことがあっていいのかと目を覆いたくなるような心境である。 老婆が泥だらけになった孫のランドセルを手にしながら、孫の姿を懸命に探していたり、震災で親をなくした子供たちが里子に出されるなどという報道を聞くと、まさに戦後さながらの殺伐とした状況に戦慄さを覚えるのである。自ずと遠い昔、私が中学生であった当時の戦後に自然と思いは馳せる。 当時は日本政府なんてものはあってなきにしの如くで、アメリカ人の管理下に置かれた不甲斐ない状態で、当時の飢え、貧困をはじめ、不衛生、犯罪、人の安否、求職などの不満を一体どこにぶつければいいのかもわからなかった。 家も、食べ物も、親戚も、金もない、という人間がいたるところに溢れていた。あるのは命だけだった。 原爆を落とされ、戦争に負け、日本人としてのプライドをズタズタにされた。それでも日本人は経済大国と言われるまで成長し、医療、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く