1月 浅草東洋館1月初席 落語ファンをやっているからには1月初席は欠かせない。 浅草までひょいと電車に乗って向かう。 大好きな天どん師匠、ギリギリの人が出てきた危うさが魅力だと思うのだが、この日は客席の温まりが想定以下だったらしく、「どうしたんですか皆さん!何があったんですか!」と、珍しくうろたえる芸風を見せていてオオッっとなった。 末廣亭1月下席 鯉八師匠がトリ。 若手(だった)ユニット「成金」メンバーのなかでも異彩を放つ新作派、伯山ラジオでもよく名前が挙がり、一度見てみたかったので向かう。 演目「鯉八女学園」。 師匠の鯉八ワールドは「言語化できない独特の世界」と聞いていたが、マクラから本編へのつながりといい、繰り返されるモチーフのたたみかけといい、奇想天外の素晴らしいネタだった。 他にも成金メンバー柳雀の「疝気の虫」は仕草がダイナミックで良かったし、不名誉な「落語が不自由」と噂されてし
