20歳ちょっとだったか、まだ実家でぷーたろーやってた時。 ウチは物凄い田舎で家のすぐ傍が森とか山みたいな所だったのよ。 そんで何もやる事ないし家にいたら親がグチグチうるせぇからそういう場所をうろついてた。 その時期何かもう何もやる気なくてどーでもいーやーって感じで山道登りながら自分の事を考えてたら、いつの間にかいつも歩いてる山道から逸れて道無き森を彷徨ってた。 今のオレなら絶対取り乱してたけどその時は別に死んでもいいやって気分。 しばらくふらふらしてると何か細い道っぽい所に出て、藁のテントみたいなのと焚火。 そこで着物姿の人間もどき子供とじいさんが二人居た。 何でもどきかって言うと、常に笑顔なのよ。 しかも最初から髪なんか無かったかの様なつるっぱげ。 挨拶しても近づいてもとにかく微動だにしないにたーっとした笑みが張り付いてる、しかも二人とも同じ顔。 血縁と言うより年齢差のあるクローンっ