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本日は会社の運営(オペレーション)についてお話ししたいと思います。 これまでの講義をいくつか見てきましたが、ここまで学んできた皆さんは非常に有能な人材を多数採用し、少なくとも一部の人に愛されるプロダクトを作り、願わくはいくらかの資本を集めて起業しようとしていると思います。プロダクトを開発し、会社を設立しようとしていると思います。 会社作りはプロダクト作りより困難 そこで私が申し上げたいのは、会社作りはプロダクト作りより遥かに困難であるということです。その基本的な理由は、人は実に不合理なものだからです。 そのことは私たち自身がよく分かっていると思います。皆さんの両親や配偶者、恋人、兄弟、姉妹、先生などにも不合理な人がいることでしょう。会社作りとは、いわば自分が知っている不合理な人全員を1つの建物に入れて、その人たちと少なくとも1日12時間一緒に過ごすようなものです。 これは非常に困難なことで
そして、最近は若手起業家や経営を志す人たちとの接点も多くあり、エンジェル投資などもしていることもあってかよくこういった似た話をするので、まとめておこうじゃないかとまとめてみた次第です。「あれ見ておいてね」って言えたら楽じゃないですか。だから最後まで書き上げてみた。 ということで今回のNoteは、起業してから必ず遭遇するであろう壁(困難)の概要、事例、対応策についてのまとめをお届けしたいなと思います。 ※なおここでの内容は「社内の新規事業」でもまぁ似たようなものです。 スタートアップの壁についてスタートアップのグロースにはある一定の定石があると思っていますが、私はその道半ばで現れる「壁」には内容の法則性、乗り越え方(解決方法)なんかがあるんじゃないかという仮説を持っています。ここで言う「壁」の定義をしておきますが、簡単に言うと「出会ったら最後、乗り越えなくては成長が停滞する課題」のことを指し
自分の勤務する会社が今年IPO(株式上場)した。 この記事は上場当日に自分が社内ブログに投稿した記事を編集したものである。 なぜそれをこうして公開する気になったかと言うと、もしかしたらこれからIPOを経験する人の参考になるかもしれない、というのは理由のひとつだ。 もっと大きな別の理由は、この記事には自分が以前に勤めていた会社のことが書いてあるのだが、昨日の忘年会で会った当時の同僚たちに読ませたところ「懐かしすぎてもだえ死ぬ」という好評価をいただいたので、もう少し広く仲間内で盛り上がるためである。 そして何より、年末の休暇にすることもなく暇だった。 自分について40代男性。IT系エンジニア。現職は6年目で古参の部類。 マネージャーではあるが、それほどエラい立場ではない。 ちなみに3年近く前のこの記事の投稿主でもある。 中学受験体験記 https://anond.hatelabo.jp/201
“Startup survives on momentum” (スタートアップはモメンタムによって生き延びる) とは Y Combinator の Sam Altman による、MIT の講演での発言です(日本語版要約)。ここでのモメンタムは「勢い」と訳せるでしょうか。 Sam は Y Combinator で数百ものスタートアップを観てきた経験則として、繰り返しモメンタムの重要性に触れています。たとえば、 「モメンタムと成長はスタートアップの生命源だ」「自分がスタートアップに伝える数少ない命令のうちの一つは、絶対に会社のモメンタムを失うな、ということ」「進捗(新機能、顧客、売上のマイルストン、パートナーシップ等)をドラムビートのように刻み続けろ」「成長とモメンタムが優れた実行の鍵だ」などです。特に Stanford の授業で使っていた下記の一枚は象徴的です。 http://startup
私は創業してからおよそ2年のベンチャー企業を経営しており、CTO兼唯一のプログラマだ。私含め3人の共同創業者と、多くの支援者の力により、これまで自己資本でなんとか開発を続けてきた。 先日、私達の会社は大きなマイルストンを迎え、サービスをβ公開させ、これから大きく勝負に出ようと思っていた。その最中、今回のコインチェック事件が発生した。 私達が行う事業は暗号通貨とは全く関係が無いため、本来であればこれは『対岸の火事』だ。しかし、総額580億円という被害額を生んだ今回の事件は、暗号通貨市場だけでなく、スタートアップ界隈全体へ影響を及ぼすことが容易に想像される。 事件の余波今回の事件で最も強く感じたのは、技術の力で新領域を切り開くスタートアップ企業こそ、時には成長を犠牲にしてでも、技術的安全性・信頼性を優先するべき、ということだ。 顧客にリスクを押し付けることが絶対に起きてはいけないし、少しでも顧
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