たぶん、みんな境界が好きなんだと思う。 もちろん、私も境界が好きだ。国境とか県境とか、市や町の境とか。自転車で走っていて「○○市」とかのプレートを見た時とか、その境を越える時とか、何か無性にわくわくする。 そんな境界が存在するのは、何らかの範囲があるからで、そしてその範囲を定めているのが範囲図である。範囲図さえあれば、いつでも境界に対して心をときめかせることができる。素晴らしい。 さぁ、それでは範囲図を手に、境界を訪ねる旅へと出よう。 (木村 岳人) 目白で見つけた良い範囲図 ただ単に範囲図と言っても、その種類は山のようにある。大きなものでいえば国境とか、小さなものではレストランの喫煙席禁煙席の色分けだって立派な範囲図だ。世の中は範囲図で満ち溢れている。 ちょっと町を見回しただけでもホラ、このようなカッコ良い範囲図を見つけることができた。 これは東京都豊島区の目白駅、雑司が谷駅付近における