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2022年4月19日のブックマーク (9件)

  • あとがきたちよみ『経済学の哲学入門』

    哲学・思想、社会学、法学、経済学、美学・芸術学、医療・福祉等、人文科学・社会科学分野を中心とした出版活動を行っています。 あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 ダニエル・ハウスマン 著 橋 努 監訳/ニキ リンコ 訳 『経済学の哲学入門 選好、価値、選択、および厚生』 →〈「はじめに」「監訳者あとがき 経済を哲学するために」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「はじめに」「監訳者あとがき」文はサンプル画像の下に続いています。 はじめに 息子のジョシュアが3歳のころ、大きくなったら何になろうかとあれこれ考えていたことがある。「てちゅがくのしぇんしぇえ」も

    あとがきたちよみ『経済学の哲学入門』
    murashit
    murashit 2022/04/19
    この手の「○○学の哲学」最近よく見るな……(自分の観測範囲内で)/それはそれとして選好についての本ということで、通俗的な経済へのなぞらえみたいなのちゃんと考えるにもおもしろそう
  • 「棟方くんは夕方のひかりを浴びてこわい」――小説の地の文にたびたび現れる、人称制限を意に介さない文について - 翻訳論その他

    そういえば、「私は怖い」は「I am scared」で、「彼は怖い」は「he scares me」だというG氏のツイートへのリプライのひとつに、「『彼は怖い』を英語に翻訳するのなら『he scares me』よりむしろ『he is scary』なのでは?」というのがあって、これに対してG氏が「自分は日語の話をしているだけだ」と答える場面があった。つまり「翻訳の話はしていない」ということなのだが、相手の人は納得していないようで、「いいえ、どうやって英語に翻訳すればいいかって話もしてました」と言い返していた。ふと思ったけれど、このあいだ自分が投稿した記事も翻訳の話だと勘違いされたりしてるんだろうか? 日語の感情形容詞文の意味構造の話である。「私は怖い」と「彼は怖い」は外見上同じ構造をとっているが、感情形容詞の主客両面の表現性と、感情形容詞文の人称制限という二つの要因により、前者と後者の文で

    「棟方くんは夕方のひかりを浴びてこわい」――小説の地の文にたびたび現れる、人称制限を意に介さない文について - 翻訳論その他
  • 書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    社会科学の哲学入門 作者:吉田敬勁草書房Amazon 書は科学哲学の中で特に社会科学の哲学についての入門書だ.私は社会科学についても哲学についてもあまり詳しくはない.そして最近読んだ進化政治学のにおいては著者が実在論にずいぶんコミットしているものの私が理解している科学哲学の実在論とはややニュアンスが異なるような印象もあってややもやもやしていたので,この際勉強しておこうと手に取った一冊になる.著者は科学哲学者で社会科学の哲学を専門とする吉田敬になる. 序章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか まず書の目的について,社会科学の哲学という分野がどのようなものであり,どのような議論が行われているかを紹介するものだとしている. そこから序章における概念整理がある. 科学哲学の問題領域には論理学(推論の方法は正しいかなど),認識論(知識とは何かなど),形而上学(扱う対象は実在するのかなど),

    書評 「社会科学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    murashit
    murashit 2022/04/19
  • 「いつかGitHubで働きたい」10年来の空想を現実にしたソフトウェアエンジニアの紆余曲折な人生 - Findy Engineer Lab

    長永健介(@kyanny)と申します。現在はGitHubで働いています。10年前、「いつかここで働きたい」と夢見た会社です。 私は子供の頃から「考えること」が好きでした。難しいこともくだらないことも、真面目に考えて自分なりの意見をまとめる癖がありました。成長するにつれて私の思考様式は洗練され、Webとブログに出会ったことで「書く」という手段に昇華されました。書くことで考えていることを言語化し、言語化した自分の考えを読みながらさらに考えを深める ── この活動を繰り返すことで、起こりうる問題に備えたり、問題を多角的に見つめて活路を見出してきました。 とりわけキャリアの選択において「(思考|志向)を言語化する」習慣が大いに役立ちました。この記事では私のキャリアにおけるいくつかの選択と、その時々で考えていたことについて紹介します。 望んでなかった「けものみち」を変えた日記の言葉 Shut the

    「いつかGitHubで働きたい」10年来の空想を現実にしたソフトウェアエンジニアの紆余曲折な人生 - Findy Engineer Lab
    murashit
    murashit 2022/04/19
    ずっとこそこそkyannyさんのブログを読んでるので、なんかそれが一気にババーッと書かれてて勝手にすごい感慨になった
  • 上製本の背の作りについて - 遠近法ノート

    上製の背の作りの分類 上製、というのはいわゆるハードカバーののことですが、現代の製では、その背の作りは以下の図のように分類できます。 上製の背の作り まず、上製には丸背と角背があります。 丸背の上製は、背と文とが直接は接着されておらず、ページを開くと、背に隙間が空くんですね。この仕様はホローバックと呼ばれています。文と表紙は見返しでつながっています。ホローバックはページが開きやすいのが特徴です。 角背の上製には2種類あり、一方は丸背上製と同じようなホローバック、もう一方は背と文が完全に接着されているもの。これはタイトバックと呼ばれています。角背のタイトバックは少々開きが悪いんですが(構造から言って並製と同程度かな。読み物であれば特に問題ありません)、頑丈であるという長所があります。 上製には、「丸背」、「角背・ホローバック」、「角背・タイトバック」、この3種類が

    上製本の背の作りについて - 遠近法ノート
  • 〈日本で「活字」という語はいつ頃から使われているか、また「Movable Type」の訳語なのか〉問題を掘り下げるためのメモランダム - 日本語練習虫

    2022年4月5日18時追記:長いので、せっかくのセクション見出しを目次として冒頭に並べ、少し読みやすくしてみました。 目次 1. はじまりのQA 2. 並行世界にて(1)図書室好きのルームメイツ 3. 木昌造は「活字」という語を使用した文献などを残していない? 4. 並行世界にて(2)アンダーリム眼鏡とOEDそして 5. 陸深『金臺紀聞』より 6. 並行世界にて(3)独仏蘭葡から揺籃期を眺めると 7. 今回採用する江戸期の時代区分 8. 並行世界にて(4)日国語大辞典 9. 《日国》用例への疑義等 10. 近世木活字時代の「活字」用例 11. 「探求心に終わりはない」 1. はじまりのQA 印刷博物館 印刷工房のツイッター・アカウントから発信された2022年3月15日付のツイートに、こういうものがありました。 3月5日に開催いたしました、#大人のための活版ワークショップ #ONL

    〈日本で「活字」という語はいつ頃から使われているか、また「Movable Type」の訳語なのか〉問題を掘り下げるためのメモランダム - 日本語練習虫
  • 渡邉有希乃 『競争入札は合理的か』 - 西東京日記 IN はてな

    公共事業では、それを施工する業者を入札で決めることが一般的です。多くの業者が参加して、その中で最安を提示した業者がその工事を落札するわけです。 ところが、日の公共事業では指名競争入札という形で、発注側が入札できる業者をあらかじめ指定したり、地方自治体では最低制限価格制度という形で一定以下の価格を示した業者を失格にするしくみもあります。 なぜ、このような制度があるのでしょうか? すぐに思いつくのは「利権」の存在です。一般競争入札よりもメンバーが限られている指名競争入札の方が談合などはしやすいでしょうし、最低制限価格制度もそれを教えて業者から賄賂を得るといったことが考えられます。 実際、90年代にはいわゆる「ゼネコンの汚職」が明るみに出て、入札制度の改革が行われたわけですが、それでも指名競争入札や最低制限価格制度はいまだに残っています。 書は、こうした考えに対して、指名競争入札や最低制限価

    渡邉有希乃 『競争入札は合理的か』 - 西東京日記 IN はてな
  • 音楽の話を進める過程で参照した本 - ギーゼラとえいよんさいず

  • 不条理な惨事が身近に起きた際の世界把握の変容について - ダブル手帳の障害者読み物

    (前記事からのつづき) 件の病院への放火事件の影響で文章が全く書けない時期が続いた。理由の中心を占めたのは公正世界仮説の崩壊である。 公正世界仮説とは概ね「善行や努力は幸福により報われ、悪行や怠惰は不幸により罰せられる、世界は正しく因果応報で回っている」という信念だと理解している。このような世界把握には、弱者の苦境や差別の問題を自己責任に回収してしまう危険がつきまとう。つまりこの言葉は多数派の持つそうしたバイアスを少数派が批判的に形容するためにある。従って肯定的な概念として語られることは普通は有り得ず、少なくとも重度障害を持つ私がそんな信念を内面化しているとは全く思っていなかった。 しかし身近に起きた悪夢のような事件によってそれが勘違いだったことを思い知らされた。 犯人が複数候補から選んだとされる犯行日と私の通院日は結果的にたった数日ずれた。2つの日付が逆でなかったことは単なる偶然である。

    不条理な惨事が身近に起きた際の世界把握の変容について - ダブル手帳の障害者読み物