「地方鉄道甲子園」は使用せず 商標権侵害の指摘受け 秋田内陸線を舞台にことし8月の開催を予定している全国の高校生を対象とした鉄道イベント「第1回全国高校生地方鉄道交流会」について、主催する実行委員会は28日、「地方鉄道甲子園(地鉄甲子園)」という略称を使用せず、今後は正式名称のみを使うことに決めたと明らかにした。 成城高校など都内の3私立高校でつくる実行委は24日、昨年1月に商標登録済みである阪神電鉄の子会社の広告代理店、阪神コンテンツリンク(大阪市)から、「『地方鉄道甲子園(地鉄甲子園)』という言葉は商標権侵害に当たるので使用しないでほしい」という文書を受け、秋田内陸縦貫鉄道の酒井一郎社長を交えて都内で対応を協議していた。 実行委は「略称にこだわりはなく、阪神コンテンツリンクの要求を受け入れることにした」としている。