差別的な発言で何かと物議をかもしてきた自民党の杉田水脈衆院議員(56)がついに「人権侵犯」と「断罪」されるに至った。ところが、杉田氏はその後も挑発的な発信を続け、自身を正当化するばかり。これに怒りが収まらないのがノンフィクションライターで差別問題に詳しい安田浩一さん(59)である。 杉田氏に対し、札幌と大阪の法務局が人権侵犯と認めたのは2016年にブログに載せた投稿だ。国連女性差別撤廃委員会に日本から参加した人たちについてこう記した。<チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります>。当事者たちが今年になって申し立てたのを受け、両法務局は人権侵犯の認定のみならず、杉田氏に人権尊重を働きかける「啓発」の措置を取った。 「生産性がない」「女として落ち度があった」とLGBTQなど性的少数者や女性について差別的な発信を繰り返してきたのが杉田氏である。杉田氏の主