動画サイト「パンドラTV」を運営する「ジャストオンライン」(東京都中央区)側に日本音楽著作権協会(JASRAC)が約1億2千万円の賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(岡本岳裁判長)は13日、動画の送信差し止めと8993万円の支払いをジャスト社側に命じる判決を言い渡した。映画やアニメをだれでも見られる状態に放置し、そこに含まれる音楽の著作権が侵害されたとするJASRACの主張を認めた。 JASRACによると、動画サイト上の著作物に関して運営事業者に責任が及ぶと認めた判決は初めて。他の動画サイト「ユーチューブ」や「ニコニコ動画」など25社とは著作物の利用契約を結んでいるが、ジャスト社は許諾なく動画送信を続けたとして提訴していた。 判決によると、同社は06年2月、インターネット上に前身の動画サイト「TVブレイク」を開設。登録した会員が動画ファイルを投稿すると、だれでも視聴できる仕組みで、JAS